長谷寺は真義真言宗知山派の古寺です。大和国(現在の奈良県)長谷寺に倣って豊山長谷寺と名付けられたが、その後、この土地が八田の庄であることから「八田山長谷寺」と改称し現在に至っています。 本尊には
十一面観音菩薩 が祀られており、「原七郷の守り観音」として古くから篤く信仰されてきました。原七郷(上八田・西野・在家塚・上今井・吉田・小笠原・桃園)は御勅使川扇状地の中央に位置するため、旱魃に悩まされてきた一帯で、長谷寺では古くから雨ごいの祈祷が行われてきました。 開創は、寺記によれば天平年間で、僧行基が甲斐国の治水事業のため留錫した際、当地で十一面観音を彫刻したのがはじまりと伝えられています。現在の本堂は昭和24年の解体修理の際に発見された旧材によって、大永4年(1524)に再興されたことが明らかとなっています。
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